20世紀最大の発明

  • 2010/11/15(月) 08:05:53

飛行機、携帯電話、インターネットと並んでネットワークビジネスは20世紀最大の発明のひとつといわれています。

ネットワークビジネスは、発祥地のアメリカでは、MLMと呼ばれています。マルチ・レベル・マーケテングの略ですね。

では、なぜ日本ではMLMという呼称を使わずにネットワークビジネスという言葉をつかうのでしょうか?

日本にMLMが、最初に導入されたのは1973〜1974年のことで、団塊の世代の若者を中心に爆発的に広がったのですが、悪徳商法に利用されることが多く、100万人もの犠牲者を出し、政府が介入し規制を強化して、やっと犠牲の増加を食い止めたという苦い過去を持っています。そのため、マルチ商法、またはマルチまがい商法の呼称が悪徳商法を意味することになってしまったのです。

その後遺症がいまだに痕を引いているため、35年近く経った現在でもマルチの名を聞いただけで毛嫌いし身を竦める人が多いため、せっかくの健全な直販システムが誤解されたまま消費者が利益を享受できない状態になっています。

さらに、ネットワークビジネスの法律上の定義が「連鎖販売」となっていることが誤解に輪を掛け、「無限連鎖販売」である「ねずみ講」と混同されてしまう結果を生んでいます。

「ねずみ講」は参加したり勧誘するだけで有罪になる法律違反ですが、「連鎖販売」はいわゆる「口コミ」による販売のことですから法律違反ではありません。

違反ではありませんが違反ギリギリのところをうまくやろうという傾向があることは確かです。

ケン坊の電話

  • 2010/11/11(木) 14:34:47

フランスの田舎でロハスな暮らしをしている甥っ子のケン坊が電話をくれた。

「こんど、ネット・ビジネスをはじめたんだ。」

「のんびり、田舎生活を楽しんでんじゃなかったのかい?」

「ウチに居て、好きな時間にできるからね。なにもしないでいると世間から、どんどん置いてかれる気がするし、堕ち込んじゃうからね。」

「で、どんなネット・ビジネスなのさ。」

「ネットワークビジネスだよ。アメリカじゃ、マルチ・レベル・マーケテング=MLMって呼ばれてる。」

「マルチ?昔はやった、あのマルチ商法とかマルチまがいってヤツか?あぶない、アブナイ!やめとけ、ヤメトケ!」

「すぐ、それだ!みんな同じ反応だね。なぜなんだろう?オジサンなら知ってるかもってデンワしたんだ。」

「そりゃ、マルチでさんざんダマされたのがオレタチの世代だからね。ダマされんのがオチだから、損しないうちにやめといた方がいいよ。親ごころから言うんだけどね。」

「そんなにムカシはやったの?いつごろのこと?」

「ボクがはじめて海外旅行した年だから、1974年、いまから35年前だな。友達が、アメリカから入ってきたビジネスで、これからはみんながやる。世界が変わるんだ。オマエもやれって勧めたの覚えてるよ。」

「そのころはマルチって呼んでたの?」

「そうだよ。日本に上陸するなり爆発的にはやって、ネコもしゃくしも、みんなマルチ、マルチ、これからはマルチだって。ボクのまわりにも4・5人いたな。ところが1年も経たないうちにみんな辞めはじめた。ダマされたってわかったんだな。そいつらがやってたのは、巧妙に仕組まれた悪徳商法だったんだ。」

「どのくらい損した?」

「気がついたときはもう遅く、数万円数十万円の単位だね。なかには百万の規模でダマされたヤツがいた。自分がダマされただけじゃなく、人を自分がダマしたってわかったから、よけい悲劇だったんだ。被害者だけじゃなく、加害者でもあったんだからね。」

「で、結果どうなったんだろ?」

「消費者センターなんかに苦情が殺到した。被害者の数が百万人を超えてしまった。政府もほっとけなくて取り締まりに乗り出した。みんな、言葉たくみに人を誘って、お金を騙し取る手口。巧妙な詐欺だったんだな。」

「ねずみ講ってやつ?」

「ねずみ講は商品がなにもなくて社会奉仕だとか、一見高尚な理想を掲げてお金を貢がせる。単純に奉納金とかお布施の集金システムだよ。上位の人間だけが儲けて、下の人は無限に貢ぐだけ。法律で禁止されている。入会して勧誘するだけで有罪だよ。」

「ねずみ講って法律用語では無限連鎖販売っていうんだって。これも誤解を生む言葉なんだよね。だってMLMは日本では連鎖販売って法律で定義されてる。マルチだけでも誤解を生んでるのに、連鎖販売だからね。」

「ケン坊がやってるのは自分で商品を購入して人にもいいですよ、お買いなさい、会員になるとボーナスが貰えますよって勧めるやつ?」

「そうだけど、消費者にとってもトク。製造業者にとってもトクなシステムなんだよ。」

「宣伝・広告費を製造業者が払うかわりに消費者が払うんだろ。」

「だって卸値で買えるし、ボーナスで戻ってくるからね。」

「普通なら小売価格のなかに流通に掛かるコストや中間マージンや宣伝・広告費が入ってる。お客さんは買うだけでヒトに勧めたりはしない。」

「でも、ほんとにいいもんだったら、これ買ったけどすごくいいよってヒトにもすすめたくなるだろ。」

「口コミってやつだね。たしかに商品を広めてゆく原点でもある。でも、友達に勧めるのだけはヤメというたほうがいい。なぜって友情ってのはお互いが無償の親愛感で結ばれてるから、そこに金銭関係が入りこむと、たちまち壊れてしまう脆くて傷つきやすいもんなんだ。友情はお金では買えないし、お金よりも大事な友情を失わないようにしたほうがいいよ。」

「ボクもそこは気をつけてる。友達じゃなくて、インターネットでまだ顔も知らない人に向けてやるんだ。マルチという言葉は誤解されてるから、インターネットを使うビジネスなので、ネットワークビジネスって呼んでいる。このほうが、未来に向かって開けていて明るいしね。」

「反対に、ニックネームやハンドルネームばっかりのインターネットで見ず知らずの匿名の人が薦めてるビジネスは警戒されるんじゃないの?」

「そこは、やりようさ。ボクは本名と顔写真を出してるもん。」

「そうか。オジさんは生産者直売とか、製造業者と消費者を直結する販売方法とかの発想は優れてるし賛成だよ。ネットワークビジネス全部が悪いとは思わない。中には良心的なのがあると思ってるよ。だいじなのは扱う商品の品質が類似品と比べて格段に優れてるってことだと思う。ケン坊は、ちゃんと選んだのかい?」

「そりゃ、半年かけて、バッチリ調べた結果これを選んだんだから、間違いない。業界で一番の老舗なのさ。」

「ふうん。でも、商品買い続けないといけないんだろ?」

「そうだよ。すこしお金が掛かる。今日のところは、いろいろ訊きたかっただけ。そのうち、オジさんもきっとやりたくなるよ。」

 「いや。ボクは金に縁の無い男と割り切ってる。商売に向かない性格だ。いまさらビジネスに手を出す気持ちはないよ」


私は、長年心の底でやりたいと思っていたことが在る。

今はそれをする時間が出来たので、それに掛かり切ることで、これまでの人生にない充実を感じている。人生は金ではない。最低、食べていけるようになれば、好きなことをして暮らすのが人生だ。

そう思って書き始めた長編小説を今連載中です。

連載冒険小説 「イカルスの墜落」 は  こちら

Do it yourself

  • 2010/11/08(月) 15:41:39

   
 あがた めのお 作 長編冒険小説 連載中

     「イカルスの墜落」 → こちら   

bricolage


Do it yourself というのがボクラの世代の合言葉だった。

なんでも自分でやってみる。やってやれないことなんかない。

大衆消費社会となった現代へのそれが反抗だった。

社会はどこまでも分業化し、なんでも専門家がやってくれる。

欲しいものは専門店やデパートやスーパーへ行けばなんでも手に入る。

ひとりの人間は巨大な社会の無数の仕組みの中のたった一つの歯車でしかない。

消費社会の中のひとりの消費者にすぎないことはどこかとてもさびしさを感じさせる。

大衆消費社会はどこか物足りなく人間性を喪失している。

自分で材料を買ってきて自分でなんでも作る。道具も買って、アトリエも作り、図面を引いて、寸法に切り、組み立てる。

そこには喜びがある。ゼロから作ることにはなんと深い喜びがあることか。

好きで器用なヤツにはそれができる。でもみんながみんな器用とはかぎらない。

そこで、友達が3人寄ってアイデアを出し合い、カンタンに組立ができるキットを売りだしたらどうかとなった。庭の隅のガレージで始めた。

けっこう評判がよかった。

どの材料も寸法に切ってあって、ボルトとナットで締めるだけで、本棚、机、ほとんどの家具ができる。使う道具といえば、3ミリぐらいの径の6角スパンの5センチくらいの長さのL字型のミニ・レンチだけだ。

これ一本で材料に開けてある穴にボルトとナットを突っ込みレンチで締めるだけだ。30分ほどでどんな家具も出来てしまう。

スエーデンの若者3人が起業した IKEA は初めの頃若者にしか人気が無く、大人は安ものと馬鹿にしていたが、いまやスエーデンを代表するグローバルな大企業になってしまった。

  あがた めのお の長編小説 連載中

   「イカルスの墜落

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